那須塩原グレースチャーチ
2025年7月06日 |
「すべてキリストを崇めるために」 メッセージを聞く みことば (ロマ12:21) 「悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」 A. 「千人以上の子分がいると聞き、清水次郎長に『親分のために命を捨てる子分は、何人いるんですか?』」 「そんな子分は、一人もいやしません。しかし子分のためなら、あっしゃあ、いつでも命を捨てやす」。イエス様は言われた。「わたしは良い牧者です。良い牧者は、羊のためにいのちを捨てます」(ヨハ10:11)。使徒として召されたパウロは、群れを愛し、主に仕えた。 B.講解の部分の概要 1.内容 7~11 コリント教会から経済的援助を受けなかったのは、人々への愛のゆえであった。 12~15 サタンでさえ光の天使を装う。 C.テキストの講解 1.Ⅱコリント11:7~11 a . 9節「あなたがたのところにいて困窮していたときも、私はだれにも負担をかけませんでした。マケドニアから来た兄弟たちが、私の欠乏を十分に補ってくれたからです。私は、何であれ、あなたがたの重荷にならないようにしましたし、今後もそうするつもりです。」 b.9節を中心とした使信: パウロは、コリント教会の人々に負担をかけず、報酬を受けずに、神の福音を宣べ伝えた。それは彼らを思っての決断であったが、それはまた、パウロの誇りでもあった。 c.人間の成長に不可欠な「愛の投資」 1989年ルーマニアの独裁的政権の崩壊時、孤児は10万人位いた。施設では、お腹が空いても泣いても、排泄で気持ち悪くなって泣いても、時間まで誰も来てく れない。当時の施設で育った子ども達は、愛着形成に困難があり、社会的スキルの欠如、キレやすい傾向、認知能力・言語発達遅滞の傾向があった。 一方、よい養育環境の里親に移された子ども達は、健全な愛着形成、情緒的・社会的発達が促進される傾向があった。乳幼児期の子育てと子育て支援環境が極めて大切であるとの研究結果。 敬和学園高等学校初代校長:太田敏雄 太田師を信仰に導いたのは、中学時代のキリスト者の英語教師、柴田先生だった。友が盗んだ鶏肉で、焼肉会が始まった。太田はのどを通らない。何も知らない柴田先生は「おいしい、おいしい」と連発し、盛んに食べ続ける。太田は堪らなくなり、白状した。先生は、「エエイ。殺したものは仕方がない。みんな食ってしまおう」。食後、「散歩に行こう」と、皆を連れ出した。「鶏を盗んで来た農家はどこか」と尋ね、「ここで待っておれ」と命じ、しばらくして帰ってきた。「深くお詫びし、鶏代を弁償してきた。もう二度とこんなことをするな」と戒め、それ以上何も咎めずに去って行った。三人の心に一生響き渡る言葉であった。 2.11:12~15 a . 12節「私は、今していることを今後も続けるつもりです。それは、ある人たちが自分たちで誇りとしていることについて、私たちと同じだと認められる機会を求めているのを断ち切るためです。」 b.12節を中心とした使信: 十字架に至る主イエスの謙遜を忘れて、自分の栄光を誇る働き人を慕 うなら、それは誤ったイエス理解、福音理解である。パウロは、栄光の使徒像に心奪われるコリン ト教会の体質を問題とし、教会をかく乱した者たちを、はっきりと「偽使徒」と呼んで、警告した。 c.オコゼとカンナ オコゼは体格も良く、柔道の強い少年だった。 彼は、クラスの悪童カンナに呼び出され、キリストを信じる故に、さんざん殴られる体験をした。 「こん畜生!」オコゼは復讐を決意。しかし、彼は困った。自分はクリスチャンである限り復讐はできない。ついに妙案が浮かぶ。・・・しかしオコゼはカンナを赦した。その為には、生まれながらの肉につく自分の心を断ち切るため、苦しい涙の祈りを必要としたのだ。彼はカンナを友とすることにより、敵を滅ぼしてしまった。 D.結び 1.a .パウロが、アカイア地方で報酬を受けずに福音を宣べ伝えたことは、愛ゆえの選択だった。 b.偽りの伝道者、偽りの神の言葉の語り手に堕ちてしまう過ちから、私たちを守って下さい。 2.キリストの真実が、私たちの真実であり続け、すべてのキリストの教会が守られますように。 『ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第Ⅱ』、『コリントの信徒への手紙二』加藤常昭、 「御翼」佐藤 順、他 |
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