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日本キリスト宣教団

グレースチャーチ

 2025年6月29日

「キリストへの真心と純潔を失わず」     メッセージを聞く

みことば   (Ⅱコリント11:2)
「私は神の熱心をもって、あなたがたのことを熱心に思っています。
私はあなたがたを清純な処女として、一人の人の夫キリストに献げるために婚約させたのですから。」 

A. 人間に悪さをもたらす色々な存在
除草や木々の伐採作業において、小さな虫も、黙っている植物も、人間に深刻な悪さをもたらすものが、周りに多く存在する。コリント教会に踏み込んできて「悪さ」をもたらした偽りの使徒の存在から、キリストの花嫁なる教会が守られるよう、パウロは訴える。

B.講解の部分の概要
1.内容
1~3 パウロはコリント教会の人々が、純真な信仰に立ち返るよう、熱心に願っている。
4~6 違った霊、違った福音を宣べ伝える者を警戒しなさい。
 
C.テキストの講解       
1.Ⅱコリント11:1~3              
a . 2節「私は神の熱心をもって、あなたがたのことを熱心に思っています。私はあなたがたを清純な処女として、一人の夫キリストに献げるために婚約させたのですから。」
                   
b.2節を中心とした使信:
宣教者パウロは熱情をもって、私たちを主に結びつけて下さった。その熱情に負けない熱い思いをもって、キリストに対する真心と純潔に生きることができますように。

c.中・高時代の、不完全でも、正しさを慕う思い
中一時代、よい意味で、担任の先生と真実な姿で、生き方を含めた学校生活を歩めた。高校時代、同級生(別の中学出身)が定期テスト中にカンニング。たとえ結果は悪くとも、正しく生きればいいのにと感じた。全てをご存知の主が魂の値打ちを測られ、最善に導く。

2.11:4~6                   
a . 4節「実際、だれかが来て、私たちが宣べ伝えなかった別のイエスを宣べ伝えたり、あるいは、あなたがたが受けたことのない異なる霊や、受け入れたことのない異なる福音を受けたりしても、あなたがたはよく我慢しています。」 
              
b.4節を中心とした使信:
真実であるイエス様が伝え、また成し遂げて下さった十字架の福音。その福音を私たちのものとして、力あるものとして受け入れ、まことの神の霊の働きによって、正しく知り、生かされていこう。

c.「善き力にわれ囲まれ」(「賛美歌21」469)
ナチ時代の強制収容所に収監されていたボンヘッファー牧師が、処刑4ヶ月前に、婚約者マリアに送った手紙に添えられていた詩。→ 1939年ヒトラー暗殺計画に加わり、獄中で、罪の悔い改めと救いに導かれ、自責の念とナチへの恐れから解放されたに違いないと、岡本師は語る。「一切を神に委ね、みことばに徹底的に服従することである。たとい『滅ぼす』と言われても、それが神の御旨ならば、神によって滅ぼされることをよしとすること、これが真の悔い改めである」。
1945年4月9日、彼の最期を見届けた収容所の医師の言葉。「私は今まで、殆ど50年に渡る医者としての生涯の中で、このように神に全くすべてを委ねて死に就いた人を見たことはなかった」。

…「善き力にわれ囲まれ」ボンヘッファー …
  1.善き力にわれ囲まれ 守り慰められて
   世の悩み共に分かち 新しい日を望もう
 2.過ぎた日々の悩み重く なおのしかかる時も
   さわぎ立つ心しずめ み旨に従いゆく
 3.たとい主から差し出される 杯は苦くても
   恐れず感謝をこめて 愛する手から受けよう
 4.輝かせよ 主のともし火 我らの闇の中に
   望みを主の手に委ね 来るべき朝を待とう
 5.善き力に守られつつ 来るべき時を待とう
   夜も朝もいつも神は 我らと共にいます
  
D.結び 
1.a .私たち信仰者は、キリストに対する真心に生きることが求められている。
  b.十字架の福音を、神の霊により正しく理解し、罪の赦しと永遠の希望に生かされよう。
2.キリストの再臨の日、「清純」な花嫁として御前に立たせていただこう。


ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第Ⅱ』、『コリントの信徒への手紙二』加藤常昭、「御翼」佐藤 順、他




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