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日本キリスト宣教団

グレースチャーチ

 2025年6月22日

「主に推薦される人こそ、受け入れられる」     メッセージを聞く

みことば   (Ⅱコリント10:17~18)
「(17)『誇る者は主を誇れ。』
(18)自分自身を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ本物です。」

A. 6/21(土)、故星野タイ姉の納骨式
 4/21(月)評議会で、村松の、グレースと那須野ヶ原chの兼牧が承認され、一週の内に、4/27(日)星野姉召天。5/3(土)告別式。6/21(土)納骨式。全て主の導きの元でのご奉仕だった。開拓祝「ヒムプレイヤー」も共に姉を送る。
 
B.講解の部分の概要
1.内容
7~11 神が下さっている権威は、教会を建て上げる為。
12~18 誇る者は主を誇れ

C.テキストの講解       
1.Ⅱコリント10:7~11              
a . 8節「あなたがたを倒すためにではなく、建てるために主が私たちに与えてくださった権威について、私が多少誇り過ぎることがあっても、恥とはならないでしょう。」     
               
b.8節を中心とした使信:
パウロは、神の言葉を語るために、教会に神から遣わされている伝道者としての権威を、重んじてほしいと伝えた。そこに生きて働く主の恵みを、きちんと見る目が与えられ、また、そのことによって私たちが深く慰められますように。

c.島田 叡(あきら) ドキュメンタリー映画「生きろ」
アジア太平洋戦争末期。すでに日本軍の敗色濃厚だった1945年1月、戦中最後の沖縄県知事:島田 叡が、
沖縄に赴任した。「軍は、県民も玉砕だなどと言っているが、私は何としても県民を守らねばならない」。
戦時下の教育により、捕虜になるよりも自決、玉砕こそが美徳とされた時代、島田はそれに反し、周りの
人々に何としても「生きろ」と言い続けた。
彼は医師の長男として生まれ、神戸市須磨区で育つ。少年時代から野球と読書に親しんだ。東京帝国大学法学部に進学。野球部のスター選手として名を馳せた。1925年(T14)内務省に入省。1945年(S20)1月 沖縄県知事の辞令。1月31日、着任。二冊の本を携えていた。武士道を説いた『葉隠』と、西郷隆盛の言葉を綴った『南州翁遺訓』。そこには、「道を行なう者は、様々な困難や災厄に遭うものだから、どんな艱難に遭っても、事の成功失敗や自分の生死には少しも心を動かしてはならない」と、リーダーとしての道が説かれていた。以降、戦時下の沖縄で約5ヶ月に渡って、県内行政を指揮した。老幼男女に投降を促す言葉も残した。それは「軍民共死」を指導することの拒絶だった。6月23日の沖縄戦組織的戦闘終結直後、摩文仁の軍の壕を出て消息を絶つ。

2.10:12~18                   
a . 17~18節「(17)『誇る者は主を誇れ。』(18)自分自身を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ本物です。」  
             
b.17~18節を中心とした使信:
キリスト者の誇りの真の根拠は、神ご自身を知ることができたという特権である。「自分で自分を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ、受け入れられる人です」。重要なのは、主ご自身が与えて下さる推薦である。

c.『葉隠』、『南州翁遺訓』の元なるキリスト
映画「生きろ」は、2021年制作(監督:佐古忠彦)。主題歌「生きろ」:小椋 佳 作詞・作曲。
・『葉隠』:江戸時代中期に書かれた武士の心得。概要「武士道と云ふは 死ぬ事と 見つけたり」
畠田秀生著『武士道はキリストが起源だった』も有。
・『南州翁遺訓』:西郷隆盛の遺訓が記される書。
民放TV歴史番組で、解説者:高柳毅氏(高名な西郷研究家の一人)は、西郷は「漢訳聖書を読んでいただけでなく、教えていた」そして、「秘密裏に横浜で洗礼を受けていた」と伝える。

D.結び 
1.a .それぞれの教会で、御ことばを語り抜くために、その全存在を賭けて生きている伝道者たちに、神が与えて下さっている権威を、私たちも正しく重んじることができますように。
b.悟りを得て、主を知っていることを誇ろう。
2.「自分で自分を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ、受け入れられる人です」。
 戦後80年、昭和史100年。平和の時代に生かされていることを覚え、主の愛に応えていこう。

 
『ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第Ⅱ』、『コリントの信徒への手紙二』加藤常昭、「御翼」佐藤 順、他






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