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日本キリスト宣教団

グレースチャーチ

 2024年 5月 5日
「キリストに倣う者」   メッセージを聞く 

みことば   (Ⅰコリント4:16)
「ですから、あなたがたに勧めます。私に倣う者となってください。」

A.「こどもの日」
「『子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。』」
弱さを知る謙り、全き信頼、開かれた心、熱心に学ぶ態度、素直さ、子どもの姿から多くを学ぶ。

B.講解の部分の概要
1.内容
14~16 パウロは「私に倣う者となってください」と教える。
17~21 神の国は、言葉ではなく力にある。

C.テキストの講解       
1. 4:14~16                  
a . 16節「ですから、あなたがたに勧めます。私に倣う者となってください。」  
         
b.16節を中心とした使信:
キリストのことを言葉で伝えることは多いかもしれない。しかし、誰もがどこかで責任を持って、「私のようにキリストに倣う者になってください」と言えるようになること
は、キリストの最高の生きた証しとなる。

c.パウロの勧め「私に倣いなさい」
かつて、「私を見ないでください。私を見ると躓きになるので、キリストだけを見て進んで下さい」と多々聞いた言葉であった。信仰者は多くの方が、自分の弱さや不完全さを知っているので、躓かせたくない一心から、そう願い、発してしまうのかもしれない。しかし、パウロのことばは全く異なる。自らが通られた困難がⅡコリ11章に列挙される。
ゴールデンウイークの田植シーズン、多忙なスケジュールなので礼拝が危ぶまれ、先週末、教会に振替で来会。祈りを献げて行かれた一兄弟があった。


2.4:17~21                   
a . 20節「神の国は、ことばではなく力にあるのです。」   
               
b. 20節を中心とした使信:
「神の国は、力にあるのです」とは、キリストにある教会や個人生活のただ中に、神の支配が現実の力として働くことを示す。真に問われるのは、イエス様の言われた愛と平和が、その人の言動に現れているかどうかである。

c.「神の国の後輩たちへ」王明道(1900~1991)
「20歳の春、私は洗礼を受けた為に、退学処分となった。家族にも理解してもらえず、噂が広まると、多くの人々から非難され、苦しんだ。その時、自分の心に悪い思いが起こった。神に従い、自分の前途を捨てたというのに、神は私の為に道を備えるどころか、こんなに苦しい思いをさせるとは…。神は不真実、愛でも義でもないと思った。
だから、その日の夜、最後に聖書を読んだら、もう二度と神に近づいたり仕えたりするのは止めようと思った。適当にパッと開くと、Ⅰコリント10章だった。13節まで読んだ時、みことばが私に突然特別な光を放った。「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないようなものではありません。神は真実な方です。…耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、…試練とともに脱出の道を備えていて下さいます。」
王師は「地上にいる限り戦時下」と伝える。銃で脅かされ、55歳の夏に、真理に背く証言をしてしまった。神の憐みがなかったら、私はそのままずっと失敗者のままだったろう。しかし、神はご自身の栄光と御名のために、私が躓き倒れたままで終わらないように助けて下さった」。
「私は約23年間刑務所で過ごしました。けれど、この23年間は、すばらしい人生の大学に入ったようなもので、私は実に多くのことを主から学びました。投獄される以前より、私のイエス・キリストへの信仰は確かに強くなったと言えます。
私は、私を迫害した人々のいかなる過ちも問題には致しません。私は全く、その人々を赦すことができます。なぜなら、イエス様は言われました。
「もし人の罪を赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。」

D.結び            
1.a .福音に生かされ、自らの全存在をもって、「キリストに倣う者」とされていこう。
b.キリストにある教会と個人生活のただ中に、神の支配は現実に働かれる。
2.子どものようにへりくだり、全き信頼、開かれた心で、熱心に、素直に主を慕い求めていこう。


『ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第1』、『コリントの信徒への手紙一』加藤常昭、他




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