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日本キリスト宣教団

グレースチャーチ

 2024年 4月 28日
「闘技場で 最後に引き出される者」   メッセージを聞く 

みことば   (Ⅰコリント4:9)
「私はこう思います。神は私たち使徒を、死罪に決まった者のように、最後の出場者として引き出されました。こうして私た闘技場で 最後に引き出される者」

A.「直ったストーブ!」
先週、紀美子師が、使用不能だったファン・ヒーターを分解・整備下さり、不具合を直して下さった。困った時、それを学ぶチャンスに変えて来られた。

B.講解の部分の概要
1.内容
6~ 8 あなたがたは勝手に王様になっている。
9~13 神は使徒を、闘技場の死刑囚のように最後に引き出される見せ者のようにされた。

C.テキストの講解       
1. 4:6~8                  
a . 8節「あなたがたは、もう満ち足りています。
すでに豊かになっています。私たち抜きで、王様になっています。いっそのこと、本当に王様になっていたらよかったのです。そうすれば、私たちもあなたがたとともに王様になれたでしょうに。」
 
   
b.8を中心とした使信:
神が、私たちに下さっている大きな愛と賜物のゆえに、私たちはかえって高ぶり、自分で王になったように思ってしまう罪に気づくことができますように。主の跡について行くということは、日々、十字架を負って従う、自己否定の道である。しかしそれは「いのちに至る道」である。

c.慰めに満ちた神にひたすらより頼む
日光で95歳の現役牧師:関根辰雄師。2004年、グレース「献堂記念礼拝」で、講演者として、一人娘さんの牧子氏を迎えた。障害児を育て、体験を綴った『周ちゃん、愛をありがとう』は反響を呼んだ。
先日、関根師からお電話を頂き、「周太君も牧子さんもお元気ですか」と尋ねると、師は、なぜかお兄ちゃんの「良太」君のことを話し始められた。「兄の良太は、周太想いでね。あの子は頭もよくてね。そしてずっと、周太のことを面倒見て、助けてきた。牧子に『お母さんに何かあったら、僕が周ちゃんの面倒を見るから安心して』」と。
5/2、早朝、牧子さんから関根師に電話が入る。わんわん泣きながら「『神は耐えられない試練に私たちを会わせることはなさらない』と言うけれども、…!どうして?! どうして?!」。5年の月日が流れ、現在「ケア・マネジャー」として働かれる。

2.4:9~13                   
a .9節「私はこう思います。神は私たち使徒を、死罪に決まった者のように、最後の出場者として引き出されました。こうして私たちは、世界に対し、御使いたちにも人々にも見せ物になりました。」  
               
b. 9節を中心とした使信:
財産や地位を求めないキリスト者は、この世からは蔑まれるような存在である。しかし、その弱そうに見える中で、本当に神への信仰が育てられ、最後には世界中の人々に、真の希望を与える存在として用いられる。キリスト御自身が、人々に捨てられ、真理の道を示し、救いのご計画を成し遂げて下さった。

c.「痛みの目的」ジョニー・エレクソン
「いちばん重い障害は、神を必要と思えないことではないでしょうか。『弱いときにこそ強い』という聖書のことばは、弱い者こそが神を本当に必要とできる、その強さのことを言っているのだと思います」。17歳の時、水泳飛込み事故で首の骨を折り、肢体マヒ。車椅子生活の中で、イエス・キリストと出会う。「苦難に最も精通しているのは神様で、その証拠はイエス・キリストです」。
同じ頃、日本では、中学校体育教師の星野富弘さんが、授業中に頚髄損傷、肢体麻痺となった。体が動かなくなって初めて、使命があるから神に生かされていることを知り、信仰を持つ。受洗4~5年後、星野さんはジョニーさんの本を読んだ。
2000年ジョニーさん初来日、富弘さんと対面。
車椅子に拘束され、この世では虐げられているような状態にある姿で、本物の使徒の姿を現している。

D.結び            
1.a .日々、十字架を負って主に従う、自己否定の道は、「いのちに至る道」である。
b.使徒たちの苦難の背後に、キリスト御自身が、人々に捨てられ、私たちの救いのために、真理の道を示し、神のご計画を成し遂げて下さった。
2.「彼らは、それらのことが、自分たちのためではなく、あなたがたのための奉仕であるとの啓示を受けました。…それは御使いたちもはっきり見たいと願っていることなのです。」(Ⅰペテ1:12a、c)

ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第1』、『コリントの信徒への手紙一』加藤常昭、他




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