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日本キリスト宣教団

グレースチャーチ

 2024年 4月 14日
「すべてはあなたがたのもの」   メッセージを聞く 

みことば   (Ⅰコリント3:22、23)
「(22)パウロであれ、アポロであれ、ケファであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてはあなたがたのもの、(23)あなたがたはキリストのもの、キリストは神のものです。」

A. 散る桜 残る桜も 散る桜」 良寛
ある方から、上記の句がライン送信され、『私にとっては、生きることはキリスト、死ぬこともまた益です』と付記されていた。神の主権の中で全てが恵みの福音となる。

B.講解の部分の概要
1.内容
1
8~20 私たちは「神の神殿」であり、謙虚にまことの知恵に生かされなければならない。
21~23 キリストのものとなる時、私たちは世界を所有できる存在となる。


C.テキストの講解       
1. 3:18~20                  
a .18節「だれも自分を欺いてはいけません。あなたがたの中に、自分はこの世で知恵のある者だと思う者がいたら、知恵のある者となるために愚かになりなさい。」                     
b.18節を中心とした使信:
神の神殿とされた者は、自分を欺く生き方をしてはならない。神は、神から離れたこの世の知恵の、愚かさと空しさをご存知である。もし人が、真の知恵を得たいと願うなら、十字架の救いを受け入れる謙虚さに生かされることが必要である。

c.神の愛を伝える童話作家アンデルセン
「はだかの王様」「みにくいアヒルの子」「鈴の兵隊」「人魚姫」「親指ひめ」「マッチ売りの少女」等々、幼き頃、読んだ童話の中に、アンデルセンというキリスト者作家の神の愛のメッセージがあった。
3/31「復活祭礼拝」、4/7「召天者記念礼拝」だった。私たちは、かつては醜い罪人で、滅ぶべき存在だったが、やがて栄光のからだに甦る。命を捨てて救って下さった花婿なるキリストと出会うことができた。この世からは顧みられず、貧しく、見捨てられていた小さな者たちに、神の愛が注がれている。心の貧しい、謙った者に、神の愛の報いが確かにある。それは神の知恵である。

2.3:21~23                    
a . 22~23節「(22)パウロであれ、アポロであれ、ケファであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてはあなたがたのもの、(23)あなたがたはキリストのもの、キリストは神のものです。」 
               

「生きている間の、どんな大変な経験であれ、死そのものの経験であれ、それらは、終わりには、彼らのためによきものに変えられるという意味において、クリスチャンのものである」。スロール

b. 22~23節を中心とした使信:
信仰者は大いなるものを所有しているが、それは、信仰者がキリストのものであればこそである。信仰者は、「キリストのもの」にふさわしい奉仕の生涯を送るために召されている。

c.中国のユダヤ人を、虐殺から救った日本人
1942年、第二次世界大戦初期、ナチスは中国の日本領内にいるすべてのユダヤ人を抹殺しようと狙っていた。中国にいた約五万人のユダヤ人にとって、それは本当に危機的な状況であった。しかし日本軍は、ユダヤ人を殺すのではなく、むしろ保護し、抹殺計画を阻止した。日本陸軍の憲兵隊長のクボタと、ユダヤ人のコーン博士(6歳から長崎で育ち、日本の小・中・高・大(京都医科大学と京都大)に通う。柔道も黒帯)の間には、「SACRA(サクラ)」と呼んだ秘密協定があった。
“Shanghai Ashkenazic Communal Relief Association (上海のアシュケナジーユダヤ人共同体の救援団体)”協定のシンボルは、「桜の花に囲まれたダビデの星」の旗だった。
(アシュケナジー:欧米系ユダヤ人。AD70年エルサレム陥落で、イスラエルから、特にヨーロッパ方面に離散したユダヤ人の末裔)

D.結び
1.a .十字架の救い主を受け入れ、真の知恵に生かされていこう。
b.教会はキリストのしもべとして、キリストと共に万物を支配する重大な使命を与えられている。
2.大きな神の恵みの中に生かされ、私たち自身を、神の国の働きのために、献げていこう。

『ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第1』、『コリントの信徒への手紙一』加藤常昭、「御翼」佐藤 順、他




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