那須塩原グレースチャーチ
2025年1月26日 |
「キリストの香り」 メッセージを聞く みことば (Ⅱコリント2:15~16) 「(15)私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。(16)滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りであり、救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りです。このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか。」 A. 「キリストの香り」は、「最高の香り」。 柳瀬 洋氏たちのキリスト者音楽家グループ「ユーオディア」は、最高の音楽「キリストの香り」を届けようと演奏される。当グレースch.婦人会も、そのことばの意義から、「ユーオディア」と命名。 B.講解の部分の概要 1.内容 5~11 悔い改めた者を赦し、力づけることを勧める。 12~17 信者たちを通し、至る所でキリストの香りが放たれている。 C.テキストの講解 1.Ⅱコリント2:5~11 a . 7節「あなたがたは、むしろその人を赦し、慰めてあげなさい。そうしないと、その人はあまりにも深い悲しみに押しつぶされてしまうかもしれません。」 b.7節を中心とした使信: 過ちを犯した者が悔い改めたなら、教会は受け入れ、その人の救いへの道をつなぎ、絶望から救い出すことである。真に悔い改める者を、みなで受け入れ、神と人との交わりを回復し、神の子として共に歩み続けることである。 c.「シュトゥットガルト罪責宣言」 戦後、「世界教会協議会WCC」は、ドイツ教会をなるべく早く、世界的な交流の場に復帰させたいと願っていたが、あの大戦争の後である。ドイツ教会の占める位置が重要であるとはいっても、何事もなかったかのようにすんなりと受け入れるわけにはいかなかった。WCC代表団は、1945年10月17日、戦後のシュトゥットガルトに集まった。「あなた方を助けることができるように、私たちを助けて下さい。私たちは、そのことをお願いするためにやって来たのです」。戦後、直ちに設立された「ドイツ福音主義教会EKD」の会合も開かれ、二日後には、起草原稿が読み上げられた。署名者の中にマルチン・ニーメラーがおり、彼は「罪責宣言」の原動力となった。彼は、告白教会の中心的メンバーとしてナチスに抵抗し、その為に捕えられて1933年7月から1945年敗戦まで、ダハウの強制収容所につながれていた。その彼が胸を打って「私の罪、私の大きな罪!」と告白した。前夜、奨励に立った彼は、「ナチスに責任を押し付けるだけでは十分ではない。教会も自らの罪を告白しなければなりません。もし教会が、本当に信仰によって生きるキリスト者から成り立っていたならば、ナチスはあれ程の不正を行うことができたでしょうか」と、訴えた。 2.Ⅱコリント2:12~17 a . 14~15節「(14)しかし、神に感謝します。 神はいつでも、私たちを通してキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。(15)私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。」 b.14~15節を中心とした使信: 神の言葉の宣教は「キリストを知る知識の香り」を、行く先々で放つことである。宣べ伝えられた福音に対して二つの応答の可能性があり、厳粛な働きを覚えて、 神の召命に立ち「真心から」語らせて頂こう。 c.「魂の目」と「霊的感覚」 進化論者のダーウィンは、「科学に一心不乱になったことで、ヘンデルのメサイアに全く感動しなくなった」と告白した。人類の起源:創造主を否定するとき、霊的な感覚が麻痺し、その価値がわからなくなってしまう。金銭的なものを求め、物質的な成功を追及することも、同じような影響をもたらす。魂の目が見えなくなり、霊的な感覚を失っていく、これがパウロの言う死である。 D.結び 1.a .心からの悔い改めを通して、恵みの赦し合いを分かち合う喜びに生かされますように。 b.福音に仕える働きは、様々な困難にも関らず、神は必ず結実させ、勝利の行列に加えて下さる。 2.キリストを宣べ伝え「キリストの香り」を放つ者とされていこう。 『ティンデル聖書注解-コリント人への手紙第Ⅱ』、『コリントの信徒への手紙二』加藤常昭、「御翼」佐藤 順、他 |
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